「ゲーム障害」の認知度

ゲーム障害は日本でどの程度認識されているのでしょうか。
esportsに関するアンケートで、ゲーム障害についても調査しました。

調査日時 2018年10月27日
対象 神奈川大学附属中・高等学校の中学1年生〜高校2年生
目的 ゲーム障害について日本の中高生がどのような意識を持っているのかを明らかにすること
方法 調査当日のホームルーム時間にアンケート用紙を配布、3~4分程度で回収
回答数 207
(中学一年:34
中学二年:33
中学三年:33
高校一年:35
高校二年:72)

調査結果・考察

Q:「ゲーム障害」を知っていますか?

Q6

下の図は、「esportsを知っていますか?」の質問の結果です。
Q1

学年間でばらつきはありますが、ゲーム障害がesportsに比べて知られていない傾向にあることがわかります。
esportsの健全な発展のためには、ゲーム障害の認知度向上は喫緊の課題であると言えるでしょう。 私たち一人一人がゲーム障害という問題を認知しなければなりません

Q:ゲーム障害に対する印象を箇条書きで書いてください。

各学年ごとに次のような回答が多く見られました。

中学1年生

  • 目に悪い
  • ゲーム障害なんてありえない
  • 課金が止められない
  • (否定的な意味での)オタクっぽい
  • 現実と区別がつかない

中学2年生

  • よくわからない
  • 中毒・依存・やりすぎ
  • 怖い
  • アルコール中毒みたいなもの?

中学3年生

  • 自分で時間管理すればいい
  • 依存・中毒
  • ゲームで人生を棒にふるなんてもったいない
  • 病気
  • あまり知らない

高校1年生

  • 正直、ゲーム障害になる人の気持ちがわからない
  • 人生もっと有効活用しようよ
  • 毎日ゲームをして引きこもってる
  • ゲームをplayしてもゲームにplayされるな

高校2年生

  • 具体的目標が立てやすく、成長がわかりやすく感じられる、というのが原因だと思う
  • WHOが正式に障害項目に追加したからヤバそう、韓国では養成学校もあるからさらにヤバそう
  • 麻薬的なやつ?
  • バグ的な何かですか?
  • ゲームに熱中し過ぎて健康的な生活が送れなくなる

ゲーム障害や依存症の現状があまりよく知られていないということが読み取れる回答や、そもそも内容を知らないという回答が多くありました。

この章のまとめ

esportsの発展が必要とされる一方で、ゲーム障害に対する大規模な対策が現在ありません。
そもそもゲーム障害や依存症に対する十分な理解が深まっていないのが現状です。
esports先進国での対策例も見ながら、認知度の向上や専門外来を設置することなどが必要とされます。
また、私たち一人一人がゲーム障害に関する正しい専門知識を身につけるべきです。